子育ては分からないことばかりで、ちゃんとやっていけるか不安になりますよね。でも、今の時代は昔と違って、色々な人がSNSやブログなどで情報を発信できる環境です。特にTwitterでは、たくさんの先輩ママさんや育児の専門家の方がいて、役に立つ育児の方法や、子供に対する面白い考えを見ることができます。子育ては子供と二人きりで向き合う時間が増え孤独を感じやすいですがこういったおもしろかったりためになるツイッターやSNSを見ると、自分だけじゃないんだなーと思えて元気をもらえたりします。うまく活用していきたいですね。今回は「子供の叱り方」に関してのそんなクスッと笑えて元気をもらえたり、ためになると感じたツイッターを紹介します
ジブリ好きにおすすめ!叱らず笑いにかえるテクニック
有名なスタジオジブリの映画「天空の城ラピュタ」に登場する悪役ムスカになりきって育児をしてみると面白いと、漫画家のかねもとさん(@kanemotonomukuu)がTwitterで投稿した「ムスカ流子育て術」は、ネットニュースになるほど大きな話題になりました。
なるべく怒鳴らないようにしよう、慌てない母ちゃんになろうと決意しました。考えた結果、スーパーで走り出す娘をムスカになりきって早歩きで追いかけながら、「どこへ行こうというのかね」って言うのがいちばんよかったです
— かねもと@連載中 (@kanemotonomukuu) July 29, 2019
ただ怒って子供を怒鳴るのでなく、何かしら言い方を変えるなどして、子供も自分も心が疲れないように楽しく育児をされているのがこちらに伝わってくるツイートですよね。
個人的にはハウルの動く城のマルクルの「待たれよ」も気に入ってるので使ってみたいと思います。
天空の城ラピュタのムスカのセリフの
「3分間まってやる」
も少し言い方が辛辣ですが、使えそうです。
お子さんが天空の城ラピュタを知っていたら笑って楽しくお片付けとかしてくれそうですね。
ちなみに、最近暴力的になってきた1歳半の子供から叩かれたときには
ムスカの「目がぁ!目がぁぁ!」ばりに
「腕がぁ!腕がぁぁ!」などと痛がると心配してか驚いてか、叩くのをやめてヨシヨシしてくれるのでこれもお気に入りです。
子育てに使えそうなジブリの名ゼリフ
ナウシカ
ほらね、怖くない
怒りに我を忘れてる、静めなきゃ
マルクル
待たれよ
ムスカ
3分間待ってやる
事を急ぐと元も子もなくしますよ
どこへ行こうというのかね
なんて、他にもまだまだありそうですね。
なにが魅力的って、なりきっていう事で、自分が楽しい気持ちになって笑顔で子供と接することができる。ここが素敵ですね。
他の子供と比較する叱り方に注意??
同じ歳の他の子は出来ているのに何でウチの子はできないのだろう?と、他の子と自分の子供の成長を比べてイライラしたことはありませんか?
あの子の方が走るのが早い、あの子は泳げる、あの子の方が頭がいい、と他の子の長所と比較してばかりいても、何もいいことはありません。子供にも他の子にはない長所があり、比較している他の子供にも欠点があります。自分の子供の良いところを見つけてあげて、それを伸ばしてあげたいのが理想ですよね。
しかも、この他のこどもと比較するという叱り方、心にもよくないようです。
大人になっても自信が持てない危険あり。な叱り方って?
Testosterone さん(@badassceo)の「誰かと比べる叱り方は子供の自尊心を傷つけ、自信をなしてしまう危険がある」との投稿には、自分もそうだったと共感の声がたくさん届きました。この叱り方は、大人になっても忘れられないほど傷つく叱り方であることが伝わってきます。
また、人と比べられて叱られた子供は、比べられた相手に対して嫌な感情を抱き、仲が悪くなるケースがありますこれは兄弟、姉妹にもいえることなので本当に注意が必要だと思います。学校の教員をしている母から聞いた話では、弟と比較され過ぎたお兄ちゃんは弟を見ると喧嘩になる為、一緒に登校出来なくなったという事があったそうです。
「OO君はできるのになんであなたはできないの?」「OOちゃんに比べてあなたはここがダメ」的な叱り方は子供に深いダメージを与え、自尊心を傷つけ、人と比べる癖をつけてしまう。自尊心の欠如と人と比べる癖は生涯にわたってその人を苦しめるので本当に厄介だ。子供に悪影響しかないからやめてほしい。
— Testosterone (@badassceo) August 3, 2019
比較というのは大事なことです。他の子と比べて、自分の子供の成長や欠点を見ることが出来ます。そういった子供の成長を理解して、これからはこうやってみようといった判断ができるようになります。しかし、他の子のようになれと叱るのは、その子供のことを否定しているのと一緒です。本当に比較してほしいのは、子供が昔より何ができるようになったかです。
子供の成長は人それぞれです。今は出来なくても大きくなったら出来るようになっている可能性の方が高いです。他の子みたいに出来るようになるまで見守る、手助けをするというのが親の役目なのでしょうね。
育児の専門家から学ぶ子供の叱り方
園での子供たちとの関わりを発信して人気になった、49万人超のフォロワーをもつ現役の男性保育士のてぃ先生(@_HappyBoy)。子育てに役立つ育児ハックもたくさん発信されていて、大変参考になります。そんな、てぃ先生が子供を叱る前に気を付けている事とは何でしょうか?
子どもを叱る前にイメージしてみると良いのが「今から言おうとしていることを優しく抱きしめながらでも言えるか?」ということ。これは子どものためだ、自分は感情的じゃない、と思っていても気づかずイライラしているもの。叱ったあと自己嫌悪に陥ることは多いから、子どもと自分のためにも最終確認。
— てぃ先生 (@_HappyBoy) 2019年7月30日
イライラしていると言葉が強くなってしまったり、傷つけるような言い方をしてしまいます。子供を感情的に叱りつけた後に、しょんぼりしている顔を見ると、なんであんな言い方をしちゃったんだろう…、と自己嫌悪に陥ることは多いですよね。子供を注意するのでなく、自分のイライラを子供にぶつけてしまったという後悔の気持ちが自己嫌悪の原因かと思います。
まずは感情的にならないようにイラッとしても、少し冷静になるまで待ってから、ちゃんと内容が子供の為を思っての注意なのかを一度確認するというのは大事なことですね。
ちゃんと叱ったのに…思ってたんとちがう育児
ハッシュタグ「思ってたんとちがう育児」をご存知でしょうか?子供ができたらこうやって育てようと夢を思い描いていた、あの頃の自分。そんな理想と現実の育児の厳しさの比較を面白く投稿して、盛り上がっているのが「#思ってたんとちがう育児」です。次はクスッと笑えるツイッターを紹介します。
専門的な育児の情報も大事ですが、SNSのいいところは「苦労しているのは自分だけじゃなく、みんな苦労しているんだ」というのが励みになる時があります。「#思ってたんとちがう育児」は、親が苦労する育児あるあるが沢山投稿されています。そんな中、なのふな さん(@nanofunya)が投稿した「#思ってたんとちがう育児」ツイートは、親なら誰でもあるあると思わずクスッとしてしまう内容で、沢山の方から共感を得ています。
子供「やだー!」
私「どうして嫌なの?…そうかあ。でもね、ママはこういう訳でやってほしいんだ。いいかな?」
子供「わかったー」
↓
子供「やだー!!」
私「どうして嫌な
子供「うぎゃあああ!!!」
私「ねえ、ど」
子供「うああああ!!!」
私「うああああ!!!」— なのふな (@nanofunya) August 16, 2018
子育ては本当に難しいというのが、少し面白く伝わるツイートですよね。ちゃんと親が100点満点の注意をして叱っても、解決しているとは限りません。子供が癇癪を起こして、本で読んだ、テレビで見た注意をしたとしても、子供が求めていた行動をするとは限らないのです。理想通りにいかないのが子育ての厳しさです。
優しい言い方をしたのに、なんでだろう?と、あの日はちゃんと落ち着いたのになぁ…と思う日もあれば、今日はすんなり言う事を聞いた、という日もあります。子供にも、その日の気分があり、最近我慢ばっかりしていたから今日はイライラしている、学校で嬉しい事があったから嬉しいなど「こんなことで?」という事で、子供はコロコロ気分が変わります。
1人で寝れるようになったかと思えば、また1人で寝れなくなる、など一歩進んだかと思えば元に戻っている事は珍しくありません。子育ては、親の思い通りにいかない事ばかりです。だからこそ大変なのですが、子供の自尊心を奪う事なく、色々と試行錯誤を繰り返して、上手くいった時はとても嬉しいものです。次はこうしてみよう、など色々な方法で子育てを楽しむ事が大切だと思います。
怒らない優しい親にみんななりたい
「怒る」のと「叱る」ことの違いはなんでしょうか?「怒る」は感情的で、自分の怒りをただぶつけているだけです。「叱る」のは論理的で、より良くする為に教示することです。
本当は怒りたくないのに怒ってしまう、自分はなんてダメな親なんだろうと子供の寝顔を見て、自己嫌悪に陥ることが私にもありました。kannaさん(@kanna7223) の「子供を怒ることない、優しい母親でいたいのに出来ない自分が情けない」というツイートは、とても胸を締め付けられます。
ただ優しい母になりたかった
ただ笑顔をたやさない母になりたかった
愛情を惜しまない母になりたかった叱るやなく怒るが日に日に増えて
母親からするいい子なんてただの都合のいい子。甘えさせてあげれない。ほんと余裕のない母で、ほんと疲れる。情けない。
— ????anna ???????? (@kanna7223) June 2, 2017
「怒り」はただ自分のイライラを相手にぶつけて、自分がスッキリする為に行っている行為なので、子供にとっては何のプラスにもなりません。自分のせいでママを怒らせてしまった、自分はダメな子だ…と自己肯定感を低下させるだけだと思います。
だからといっても、子育てというのはイライラします。こんな事でイライラしたくない!と思っていても難しいものです。また怒ってしまった、子供が悲しい顔をしている…、自分はなんてダメなんだ…と親も育児ノイローゼになる危険があります。親だって、子供と一緒で完璧な親なんていません。子供の為にも、こういう親になろうという気持ちも大事ですが親の心が疲れていては子供にも悪影響です。育児に正解はありません、まずは親の心の健康を保ちましょう。
まとめ
人を叱り、教え導くことって、とっても難しいですよね。今は芸能界から引退された島田紳助さんは、子煩悩で有名でいろんないい事を言っているのですが、番組の中で育児専門家が絶賛していた言葉があります。
「親はスーパーマンやったらあかん」
威厳を保とうと威張るのではなく、親の弱いところも、強いところも全部みせる。
子供の前で平気で悩んで、「もう無理や!仕事行きたくない!」って言うと、
すると子どもも「わかるわー!私もめっちゃ学校行きたくない時あるもん」って共感する。
親はスーパーマンではないけど、頑張っているところをみせる。
すると子供は親のことを大好きになってくれる。
と行列のできる法律相談所で言っていて、これには子育てカウンセラーの荻原光さんもすばらしいと絶賛でした。
子育てカウンセラーの荻原光さんが言うには、親が立派な仮面をつけると、子供も立派な子供という仮面をつけてしまう。
そしてお互いが苦しくなってしまう。
子育て中は、ちゃんと育てないと!と目くじらを立てて子供をみてしまうことも少なくないですが、親も肩の力をぬいて、ありのままで接していいんだな、と思うと心も軽くなりますね。
しつけももちろん大切ですが、何より親は家庭が明るくあるように、親自身も楽しく過ごし、子供の太陽でありたいものです。