海外の育児方法に目から鱗!こんな育児の方法が!?参考にしたい!海外育児編

海外の育児方法に目から鱗!こんな育児の方法が!?参考にしたい!海外育児編

日本も国際的になり、今では様々な外国の方が日本で暮らすようになって、幼稚園や小学校でも外国の親御さんを見かける機会が増えましたね。国が違えば、文化や習慣も子育てに関しても違ってきます。日本ではこうしないと!と思っていた子育て方法が海外ではそんなことない場合も多々あり、目から鱗なことがたくさんあります。いっぱいいっぱいになった時、視野を海外にまでひろげてみるのも新しい答えに出会えるきっかけになっておすすめですよ。今回は、日本とは異なる海外の子供の育て方を紹介したいと思います。

母乳神話?なにそれ??的フランスのお乳事情

twin's photo

日本に色濃く残り続けている母乳神話。母乳がすばらしい!!のはもちろんわかりますが、度が過ぎると時として母親達へのプレッシャーにかわることもありますよね。お乳が出やすい人もいれば、どうやったて出にくい人もいますし、また母乳ってどのくらい飲んでるのかわからないから、新生児のときなんかは特に、足りてるのか足りてないのかもわかりにくい。

かく言う私も、一人目育児の際母乳神話にとりつかれた1人で、母乳が足りてなかったらどうしよう!?という心配がつきまとい結果、高価なベビースケールまで購入し毎日赤ちゃんの体重を計ってました。

赤ちゃんが泣く度に周りの口からでる「お乳、でてないんじゃないん??」という言葉に何度追い詰められたことか。。。

話が少しそれましたね。

母乳がいいのはもちろんです。でもミルクだっていいところたくさんあるんだよ。頼ったっていいんだよ。

とミルクにたくさん助けられているお母さんが多いのがフランス。

フランスでは、産休を生後3ヶ月まで取得し職場に復帰する場合が多く、そのタイミングで母乳からミルクに移行する人が多いようです。以前にも記事にしましたが、フランスはオーガニックの食材が多様で手に入りやすくなっています。多分にもれず、粉ミルクも。日本のように母乳を強く推奨する文化はなく、上記の早期職場復帰のため、ミルクの需要が多いことも多様さを生み出す要因になっていると思います。

住まいマガジン びお:フランスと日本、子育てにまつわるちがい乳児育児編ところかわればより引用

フランスは共働き先進国といわれているほど働く母親は多く、職場復帰の為に、早いうちから粉ミルクに切り替えるのが一般的のようです。

日本では、母乳で育てないといけないという「母乳神話」が今も強く、他の国と比べて授乳できる環境も整っています。その為か、2019年に日本で液体ミルクの発売が解禁された時には、一部から強い批判の声も出たそうです。

しかし、母乳で育てないといけないという考えが、赤ちゃんから片時も離れることが出来ないという母親のストレスの要因になるかもしれません。

母乳の出が悪くて悩んでいる方や、仕事にどうしても早めに復帰しないといけない事情のある方もいます。母乳で育てるのはメリットも沢山あって良いことだと思いますが、母乳出ないといけないという固執した考え方で母親が辛い思いをするのは悲しいですね。

母乳もいい、ミルクもいい!

引け目を感じる必要なんて全然なくて、自分の体質やライフスタイルによって選べばいいんじゃないでしょうか。

日本では母乳が当たり前という風潮ですが、世界に目を向ければ、逆にそれは当たり前ではないという事が分かり、粉ミルクでもいいんだという安心感が生まれます。

自立心を大事にするアメリカの子育て方法

キッチンからベビーモニターで赤ちゃんの様子を見ているシーンや、電気の消えた子供部屋でベッドで不安そうな子供に「いい夢を見るのよ、おやすみ」と声をかけて部屋を出ていくなど、ハリウッド映画を観ていると分かるのですが、アメリカでは自立心を養う為に、赤ちゃんの時から一人部屋を与えたりと、子供の自立心の成長を大事にします。

日本は、いかに周りの人に迷惑をかけないか、上手に付き合うようにするかという集団主義が強いと感じますが、アメリカは様々な人種や文化が混ざっている国なので、相手に自分の気持ちや意見をしっかり言わないと理解されないという背景があります。

子供の考え方を大事にするアメリカの子育て

これもアメリカのドラマや映画を観ていると感じる事なのですが、学校の授業で生徒達が積極的に先生に質問したり、生徒同士で意見を出し合う光景があります。日本と違って、先生の話をただ聞く受け身の授業ではありません。また、宿題は暗記ものでなくレポートを提出するなど、生徒の考え方や気持ちを重要視しています。日本もだんだんと、自分の考えを発言できることを重視して授業やテストにとり入れてきている傾向がみえます。

アメリカで子育てをされている、はーびぃーさん(@harvey2019_T)が投稿した、アメリカで学んだ子育て論では、子供にどうしたいかという選択肢を与えたり、お金を自分で稼がせたりして自立心を育ませているそうです。金融大国であるアメリカでは幼少期から金融教育を積極的に行っているそうです。

日本だと子供が自分でお金を稼いでいるというのは、あまり聞きませんし、お金を稼いだとしても管理は親。というのが一般的なのではないでしょうか。まさしく目から鱗です。

アメリカのように自分の意志をしっかりと持ち、はっきり発言できる力は、これからの時代ますます必要となってくるかも知れません。

日本人は、どうしても他人の顔色を伺いがちですが、それはそれで、他人の気持ちをくみとる、考えるという裏返しでもあり、いい面もあると思います。

子育ては千差万別です。この情報社会で得た情報のなにを選択し、活かすか。

今の時代、これも大事な親の役目のひとつではないでしょうか。自分の考えと、自分の子供にあった子育て方法を活かしたいですね。

世界トップクラスの北欧の子育て術

日本は少子化が加速しているなど、どちらかと言えば子供が育てにくい環境なのかもしれません。それでは、子育てをするのに一番いい国はどこかでしょうか?

ブランド戦略の調査・研究をおこなう米BAVコンサルティングとペンシルベニア大学ウォートン・スクール(Wharton School)は、世界4つの地域、合計60カ国に関係する1万6000人を対象にアンケートを実施、「子供を育てるのに良い国ランキングTOP5」を2017年3月7日に発表した。結果を見て驚くことは、上位を北欧全4国が独占したことだ。

ZUU online:「子育てに良い国」ランキング 世界屈指のイクメン国家はどこだ?より引用

ひと昔の記事ですが、子育てに良い国のアンケートで上位を独占したのは北欧との結果が出ていました。北欧は税金が高いですが、その代わりに医療費や学費が無料など社会保障制度が充実しており、世界幸福度ランキングでも北欧が上位を占めてます。そんな世界でもトップクラスの子育て環境を誇る北欧諸国の子育てとはどんな感じなのでしょうか?

「イクメン」は当たり前!子供を最優先にする北欧流子育て術

あるニュースで見たのですが、北欧諸国のお父さんたちは育児休暇の取得率が高く、90%近い男性が育休を取得するとのことです。日本の場合は、男性の育休制度では世界で1位の評価を得たそうですが、実際に取得したのはわずか5%と、圧倒的に少ないことが分かります。育休期間は世界1なのに、休むことができないというのは何ともおかしな話だと思います。

father and girl

では、なぜそんなに育休取得率が高いのかというと、ノルウェーの場合は国が、父親が育休を取得しない場合は給付金や休暇をもらう権利をなくすようにして、父親の育休を義務づけたのが大きいです。

昔はノルウェーも日本のように、取得率が高くなかったそうですが、義務化したことによって、育休を取得するのが当たり前となりました。

世界一のスウェーデンの子育ての考え方とは

スウェーデンも同じように、父親が育児をするのは当たり前です。さらにスウェーデンは、1979年に世界で初めて子供に対する体罰を禁止にするほど、子供のことを大切にしている国です。さらに育児休暇は18カ月、と世界で最長日数を誇ります。早くから子どもの福祉を重視した家族政策を導入しているスウェーデンは、先の「子供を育てるのに良い国ランキング」で首位に立っています。

スウェーデン人の子供に対する考え方の根底には、子供は生まれた瞬間から、一人の独立した人間であるという考えがあります。子供は知らないことがたくさんありますから、それを教えたり気づかせたりしていくのは大人の役目です。けれど、知識が少ない=人間として劣っているとは考えないのです。親や教師、大人たちは子供の意見に真剣に耳を傾け、子供の真剣な発言を笑い飛ばしたりはしません。

【SOPIVAソピバ北欧】北欧のほんもの、お伝えします。:「子供は生まれた瞬間から、一人の独立した人間」と考えるスウェーデンの子育てとは?より引用

そんなスウェーデンは、子供だからという考えはなく1人の人間として接するという、こちらもまた子供の自主性を大事にしているようです。無理やりに納得させるのではなく、なぜいけなかったのか?ちゃんと説明して納得させるそうです。

育児大国No1の考え方はとても参考になりますね。

海外の良い子育て方法、日本の良い子育て方法

海外と日本の子育ての考え方や方法の違いを紹介しましたが、海外の子育ての方が優れているということを伝えたいのではありません。

children of world

アメリカでは、別室で寝るのが当たり前と先に紹介しましたが、ここ最近は日本のように添い寝する家族も増えているというニュースを見ました。乳幼児のSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを減らすため、同じ部屋で寝て様子を見守りたい家族が増えているそうです。外国でも習慣になっていた育て方や考え方に変化が生まれています。

日本は犯罪率の低さから、子供が1人や子供達だけで遊びに行ったり、公共機関を使って1人で通学するなど、子供だけで行動する文化は海外から驚かれています。海外の子育ての良いところや、日本の子育ての良いところは色々あります。こんな育児方法もあるんだという、海外の子育て方法の良い部分を上手に取り入れていきたいですね。

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