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「早く」「静かに」はNG!?言う事を聞かない子供の心に残る叱り方

      2019/07/24

子供に叱ってばかりで毎日自己嫌悪。「早くしなさい」、「真面目にしなさい」、「静かにしなさい」と何度叱っても反省せず、また平気で怒られたことを繰り返し、なんでこの子は言う事を聞かないのだろう?私の叱り方、育て方が悪いの??と悩むお母さん。自分を責めないでくださいね。

子供のためを思って叱っているのに、子供の心に全く響かない。それは、ひょっとすると言う事を聞かない子供が悪いのではなく、育て方のせいでもなく、叱り方、子供への伝え方が悪いのかも知れません。子供の心にキチンと伝わる叱り方とはなんでしょうか?幼児教室で教えてもらった子供の心に残る叱り方をご紹介します。

子供が言うことを聞かない。曖昧な表現で叱っていませんか?

「ちゃんとしなさい!」、「真面目にしなさい!」「早くしなさい!」ついつい口から出てしまいますよね。子供たちからすると「ちゃんと」って何だろう?「真面目」ってどんな風にすればいいのだろう?「早く」ってどのくらい?と、言葉の雰囲気はだいたい分かるけれど、こういった曖昧な表現は、子供にはどうすればいいのか伝わってない可能性があります。なんとなくしか伝わらないことは、心にも残りませんね。

大人が、こういった曖昧な表現で、だいたいの雰囲気で分かるのは経験を積んできた結果です。

相手はまだまだ経験を積んでいない、生まれて数年の子供。

そして、この言葉たちを投げかける時、子供の心はだいたい別のことでいっぱいです。

こどもの心にちゃんと届かせるには曖昧ではなく、わかりやすい具体的な指示で。

「早くしなさい」といった場合も、早くとはどれくらいの早さなのか?

「静かにしなさい」はどれくらい静かにすればいいのか?わかりやすく伝えてあげましょう。

子どもが理解出来ていなくて、どうすればいいかわからない、心に届かない。それこそが、親が繰り返し叱るというに悪循環のもとなんですね。

「静かにしなさい!」のかわりに「声のものさし」を作ってみよう!

「静かしなさい」と叱った場合、そのあと子供が静かにしたつもりでも、大人からするとまだ声が大きいといった認識の差がある場合があります。そのため、まずは声の大きさを「0~4」と5段階にした「声のものさし」を決めます。

声を出さない時を0として、静かな声を1、通常時の声を2、うるさい声を3、叫んだ声を4と子供に教えます。その後は「2の声を出して」と声の大きさをゲーム形式で何回か練習します。

この時、分りやすいように「声のものさし表」を使ってみてもいいかもしれません。しっかり数字と声の大きさを共有してもらったら、「静かにして」ではなく、「今、うるさい3の声だから1の声で喋って」とお願いすると、子供は声の大きさを数字とリンクしているので、その数字に合わせて声の大きさに調節してくれます。

声のものさしが叱ることを減らす理由

この声のものさしのいいところは、「静かにしなさい!」が、トップ、ダウンの指示のように高圧的な叱り口調になりがちなところ

声のものさしの場合

「1の声にしようか」「2の声はどんな声だったっけ?」

と柔らかく、いつものトーンで伝えやすく、1や2の声にできたときには

「1の声、できたね!」とほめやすい環境をつくれます。

この褒めることで、子供の心は「やった!」「できた!」「褒められた!」という気持ちになり、叱られるより、心に残り自分はできるという自信にもつながります。

数を認識できてない子供には別の方法を考えよう

2歳から3歳のまだ数の認識が上手く出来ない子供には上記の方法では難しいので、小さい声はネズミ、大きい声はゾウさんのように動物など別のものに例えるのもいいでしょう。また、バスなどの公共の交通機関に乗る時はネズミさんの声で話そう、など小さな頃から習慣化していくのもいいと思います。

「早くしなさい」ではなく、時間を指定する

「早くしなさい!」と叱り散らしているのに、子供が急いでる様子を見せないとき、先ほどの声の大きさと同様に子供が早くしなさいという指示をきちんと理解してない場合があります。

レストランや服屋さんやコンビニなど、お店で店員さんに「少々おまちください」と言われることがありますよね。

自分は少々待ったつもりだけれど、注文したご飯がなかなか来ない。店員さんが戻ってこない。

といったことで、ちょっと腹が立った経験もあるのではないでしょうか。

大人同士でも「少々」「ちょっと」には差がありますし、とても曖昧です。

とくに子供となれば、時間の感覚はもっと乏しく、「あと5分しかない」と大人が焦らしても、子供にとってはその5分が遅いのか早いのか分かっていないのです。時間という目に見えないものを言葉で説明しても理解してもらえません。これに関しては、先ほどの声の大きさも同様です。目に見えないから理解できないのです。

では、どうすればいいのか

「声のものさし」のように、子供に時間というものを目で見えるようにすればいいのです。

目にみえない時間を目にみせてくれるアイテムとはなんでしょう。

答えは「とけい」です。

「早くしなさい」や、「急いで」などの曖昧表現でなく「この長い針が5の数字に来るまでに片付けて」と、目にみえるよう時間を指定してあげれば、子供はその時間に合わせて動けるようになっていきます。

こどもが楽しく急げて、時間の感覚をつかむ練習になるのに、とってもいい方法がゲームにすることです。

「30数えるまでに服をぬいでお風呂にいけるかな?よーいどん!」

「何秒で準備できるかな?数えるよ!よーいどん!」

「よーいどん!」こどもがわくわくして、心に届く魔法の言葉です。

できたら「早くできたね!」

親子でにこにこになれますよ。

言葉だけでなく絵でも説明する

幼児期〜小学校までは、多くの子が言葉の意味をちゃんと理解していないことが多い為、どの子もある意味では、視覚優位と言われています。

大人でも、自分が興味のない分野の講演会を聞きに行ったとして、プレゼン資料も何もなく、ただ難しい話だけを聞いて理解できるでしょうか?その内容を雰囲気では分かったとしても、理解できていない場合があるハズです。言葉だけの説明では、その子には情報が半分しか伝わっていない可能性が高いです。

講演会やプレゼンのように、言葉と一緒に図やイラストなどがあれば、難しい話でも理解しやすいようになります。上手な絵ではなく、丸顔の棒人間の簡単な絵でもいいので、こういった場面では、どのようにすればいいのか?を絵と一緒に説明してあげると子供も理解しやすくなると思います。

最近では「いらすとや」などのフリー画像素材サイトもあるので、そういったサイトを利用して、お手製の紙芝居を作って、こういうときはどうしたらいいと思う?そうだね、こうすればいいよね!と話をしてあげるのもいいかもしれません。

まとめ

子供を何度叱っても、同じことを繰り返す場合は、ひょっとすると叱り方が難しかったのかな?という可能性も考えてみましょう。また、大人でも一度注意されたものを完璧に守るのは難しいことです。大人でも難しいことを、まだ小さい子供に押し付けるのはかわいそうですよね。前に言ったのに出来ていないと「前に言ったでしょ!」と叱りたくなりますが、子供はまだ生まれて数年。まだまだ経験が少ないのです。とにかく根気よく何度も繰り返し伝えて、できたときに「よくできたね!」としっかり褒めてあげる。できたという成功体験をつむこと。それが子供がのびのび成長してくれる大きな第一歩になると思います。

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